13.02.9 - 対振り飛車    No Comments

先手振り飛車 対 後手居飛車穴熊の基本

振り飛車対居飛車穴熊

今回は振り飛車対居飛車穴熊における代表的な形を見ていきたく思う。
具体的には、先手の振り飛車に対する後手居飛車穴熊である。
振り飛車はそれぞれ、
 ・ノーマル三間飛車石田流組み替え
 ・ノーマル三間飛車コーヤン流
 ・石田流三間飛車
 ・ノーマル四間飛車
 ・ツノ銀中飛車
 ・矢倉流中飛車
 ・先手中飛車
の7つを紹介する。

上記7つの戦型を取り上げる理由は、
 ・比較的基礎の部分であり応用が利く
 ・居飛車が望めば穴熊に組める
の2つの理由からだ。
まぁこれが間違った認識である可能性もあるので、その際はコメントでご指摘ください。

ぶっちゃけ図面を作っていると死んでしまうので、端的に
 1.4四銀型の四枚穴熊狙い
 2.4四歩型の松尾流穴熊狙い

のどちらになるかを示したい。
ただし、いくつかの戦型はそもそもそこまで組ませてくれないため、それらについてはなぜ組ませてくれないのか示す。
詳細な理由はそれぞれググってもらえば関連ページでも出てくるかと。

1.ノーマル三間飛車石田流組み替え
 この戦型では恐るべき事に5筋の歩すら居飛車は突けない。
 理由は玉頭銀がうるさく、△4四銀でも△4四歩でも守勢になってしまうためだ。
 したがって、この戦型でのポイントは以下になる。

 1.5筋の歩を突かず、玉頭銀には浮き飛車で対抗する。
 2.右金は居飛車の飛車が浮き、7筋をを受けられるようになるまで保留する。
 3.早い7筋歩交換には△6四歩から角筋を活用して対抗する。
 4.局面が落ち着いてからは銀冠穴熊に組む。5筋の歩を突き、△5三銀~△4四銀の形とする。


2.ノーマル三間飛車コーヤン流
 この戦型も恐るべき事に4四銀では悪くなる。(4四歩から松尾流穴熊に組むのはなくもないらしい)
 すなわち端攻めの足が速く、銀が上がってしまうと攻めても受けても冴えない。
 よって、銀を6二に保留したまま△4二角で攻め味を見せることが必要だ。
 あとは穴熊を固めつつ、振り飛車の動きに合わせて桂馬を活用していけば良さそう。

3.石田流三間飛車
 この戦型は△4四銀型に組むのが良い模様。現在プロでも色々試されているようだ。

4.ノーマル四間飛車
 これは有名だが松尾流穴熊を目指すしかない。
 理由は単純で振り飛車が△4四歩を突かせるように駒組みを進めるためだ。

5.ツノ銀中飛車
 △4四歩の松尾流のような形。
 4四銀では中央が薄すぎるため上手くいかない(経験談w)

6.矢倉流中飛車
 △4四銀型。先手は四間飛車に振ってくれるため、中央の薄さは問題になりにくい。

7.先手中飛車
 △4四歩型。5筋を交換されているのに△4四銀型に組むのは攻めて下さいと言っているようなものだろう(笑)

とまぁ後半は特に駆け足だったが、ざっと形は紹介できたかと思う。
今後はこれを元に詳細な研究記事になっていくと予想されるが、今回調べていて思ったのはまぁとにかく居飛車大変。
居飛車穴熊が序盤でこんなに苦労するとは思わなかった。
今までは居飛車穴熊を退治する側で指す事が多かったが、道理で級位者同士だと振り飛車が勝ちやすいはずである。
にわか居飛車ととしては居飛車の苦労と振り飛車の気楽さを痛感しました……。